胡耀邦元総書記の死去から30年 埋葬地で追悼式

胡耀邦元総書記の死去から30年 埋葬地で追悼式
中国で学生の民主化運動に理解を示したなどと批判されて失脚した、胡耀邦元総書記の死去から15日で30年となり胡元総書記の墓がある内陸部の江西省で追悼式が開かれました。
胡耀邦氏は、1980年代に共産党トップの総書記を務め政治改革にも前向きでしたが、学生の民主化運動に理解を示したなどと保守派の批判を受け辞任に追い込まれ、辞任から2年後の1989年に死去しました。

胡元総書記の死去から15日で30年となり、埋葬されている江西省共青城市の墓で、追悼式が開かれました。

会場には、長男の徳平氏や三男の徳華氏など100人以上が参列し、多くの花が手向けられた墓の前で深々と頭を下げたり記念写真を撮ったりして胡元総書記をしのんでいました。

北京から訪れた70代の男性は「胡元総書記は、改革開放の先駆者で、思想や理論において改革を後押しし、基礎を築いてくれました」と功績をたたえていました。

一方、胡元総書記をめぐっては、死去した当時、学生らによる追悼集会が行われて大規模な民主化運動に発展し、軍が鎮圧した天安門事件にもつながりました。

15日の追悼式でも周辺には警察官が配置され、ことしの6月4日で天安門事件から30年を迎える中、中国当局は民主化運動につながる動きを警戒しているものとみられます。