“宇宙から耕す” 無人トラクターの実証実験

“宇宙から耕す” 無人トラクターの実証実験
人工衛星が撮影した農地の写真をAI=人工知能に読み取らせて学習させることで、将来的には無人のトラクターが自動で農作業を行うことができるようにする実証実験が愛知県豊橋市で始まりました。
実証実験を行っているのは豊橋市の第三セクター「サイエンス・クリエイト」の研究員、勝間亮さんです。

勝間さんは、ヨーロッパ諸国が共同で打ち上げた衛星「センチネル」が高度およそ800キロの上空から毎日地上の様子を撮影し、膨大な量の写真を無料で公開していることに着目しました。

実験では目印になるよう農地に1メートル80センチ四方の金網を設置しました。この金網は、衛星からの電波を受けて反射材の役割を果たし、衛星写真には真っ白に映り込みます。

写真のデータがネットに公開されると、金網を目印にAIに写真を素早く読み取らせて農地の状況を学習させ、水まきや収穫の時期などを判断できるようにするのがねらいです。

勝間さんは、将来的にはAIの判断を無人のトラクターに送り、自動的に収穫を行うといった仕組みづくりを目指しているということで「宇宙から送られてくる情報だけでAIが農業を行う時代がくるかもしれない」と話していました。

実験は今月いっぱい行われます。