「きつい10日間に」商店街 連休中の入荷や販売減に懸念

「きつい10日間に」商店街 連休中の入荷や販売減に懸念
k10011884891_201904151857_201904151858.mp4
皇位継承に伴う10連休の期間中、生鮮食品を扱う小規模な商店の間では、入荷や販売の減少などの影響が避けられないという懸念の声が出ています。
東京 世田谷区と杉並区にまたがる下高井戸商店街は、生鮮食品を扱う店が集まることで知られています。

鮮魚店「三友」の中野正之さんは、ふだん買い物に来る人たちが10連休の期間中、旅行に出かけるなどして、客が減るのではないかと心配しています。

また、市場は連休中も営業する日があるものの、漁業者が漁を休むなどして、新鮮な魚介類の流通量が減るのではないかとも懸念しています。

中野さんは、「うちは新鮮な魚で勝負しているので、影響が大きいと思います。せっかくのお祝いの10連休ですが、中小零細の店は大変です」と話していました。

一方、青果店の「八百由」は、10連休の期間中、ほとんどを休業することを決めました。
売り上げのおよそ半分を占める近くの学校や保育園など大口の顧客が連休中は休みとなるほか、残る半分の個人客の数が読めず、仕入れがむだになるおそれがあるということです。

休業が10日間も続くと収入の減少は深刻ですが、仮に営業しても利益が出ないという切実な状況の中で、休業を決めたということです。

店を切り盛りする中村博之さんは「お客さんが来なければ、店を開けてもしかたがありません。収入が減るのは、正直な話、切実です」と話していました。

振興組合「きつい10日間になりそう」

下高井戸商店街は、江戸時代から店が集まり、昭和元年にはおよそ60店あったとされる歴史ある商店街です。

今は、1日に1万人余りが商店街を通るにぎわいで、およそ300店舗のうち10数軒が、野菜・魚・肉の「生鮮三品」と呼ばれる食品を扱っています。

こうした商店の間から、10連休の期間中、さまざまな影響を懸念する声が出ていることについて、下高井戸商店街振興組合の石井健夫事務局長は「小さな商店、特に生鮮三品の店には、きつい10日間になりそうです。商人というのは、客を喜ばせようと、できるだけ店を開けたいものです。連休中には商店街にも足を運んでもらい、よさを知ってほしいです」と話していました。