日本得意のものづくりでAI開発 巻き返しへ

日本得意のものづくりでAI開発 巻き返しへ
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アメリカや中国に大きく後れを取っているAI=人工知能の開発。日本が得意とするものづくりの技術で巻き返しをはかろうという新たなプロジェクトが始まりました。
人工知能はデータを多く学習するほど能力が高まるため、SNSや検索サービスなどを通じて膨大なデータを入手している巨大企業が多いアメリカや中国がリードし、指標の1つとされるアメリカ人工知能学会の論文数は中国が日本の11倍、アメリカが8倍と水をあけられています。

これに対して今回のプロジェクトは、アメリカや中国の後追いではなく、日本が得意とする機械加工や創薬などのものづくりの分野に特化した人工知能の開発を進め、巻き返しを図るのがねらいです。

東京 お台場にある産業技術総合研究所に設けられた研究施設には、メーカーの工場や研究所のように機械加工を行う装置や作業用ロボットなどが並び、ここでメーカーと協力して現場の高度な技術を人工知能に学習させます。

そして、3年以内の実用化を目指し、生産現場で効率的に動く人工知能を開発することにしています。

産業技術総合研究所人工知能研究センターの谷川民生副センター長は、「実社会で役立つ人工知能を日本の強みとして開発し、将来、優秀な労働力が減っても高度な技術が継承できるようにしたい」と話しています。