リビア東部の指導者 エジプト訪問 支持を確認

北アフリカのリビアで今月から暫定政府に対する軍事作戦に乗り出し批判を浴びている東部の指導者のハフタル氏が、後ろ盾のエジプトを訪問し、シシ大統領と会談しました。エジプトからの支持を確認し、国際社会からの批判を和らげたいというねらいがあるとみられます。
リビアでは8年前に民主化運動「アラブの春」でカダフィ政権が崩壊したあと、国が分裂した状態が続いていて、今月3日から軍人のハフタル氏が率いる東部の軍事組織が、暫定政府のある首都トリポリを攻略しようと西部へ部隊を進めています。

トリポリ郊外ではハフタル氏の部隊と暫定政府傘下の民兵組織の攻防が続いていて、WHO=世界保健機関によりますと、戦闘による死者は市民も含めて147人に上り、国際社会から軍事作戦をやめるよう求める声が上がっています。

こうした中、ハフタル氏は14日、後ろ盾となっているエジプトを訪れて、シシ大統領と首都カイロで会談しました。シシ大統領は隣国としてリビアの安定を求めており、ハフタル氏に対しテロや民兵組織と戦うことを支持すると伝えたということです。

ハフタル氏は暫定政府側の民兵組織をテロリスト集団と呼び、その壊滅を名目に軍事作戦を始めただけに、会談を通じてエジプトからの支持を確認したことになり、今回の訪問には国際社会の批判を和らげたいというねらいがあるとみられます。