福島第一原発3号機 原子炉建屋から初の核燃料取り出しへ

福島第一原発3号機 原子炉建屋から初の核燃料取り出しへ
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東京電力福島第一原子力発電所3号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業が、15日から始まります。メルトダウンを起こした原子炉建屋から核燃料を取り出すのは初めてです。
核燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きた福島第一原発3号機の使用済み燃料プールには、強い放射線を出す使用済み核燃料が514体、未使用の新燃料が52体保管されていますが、プールがある原子炉建屋の最上階は水素爆発の影響でがれきが散乱し、非常に高い放射線量が計測されました。

そのため東京電力は、がれきの撤去や作業員の被ばくを防ぐ除染などを行って新たに大型のクレーンを設置し、核燃料を取り出す作業を当初の計画より4年4か月遅れて、15日午前から始めます。

作業はすべて遠隔操作で行われ、15日は未使用の新燃料数体を輸送用の容器に移す予定で、その後、大型クレーンで地上に降ろしたあと、原発の敷地内にある専用のプールに運びます。

東京電力は3号機の核燃料の取り出しを来年度までに終えたいとしていますが、メルトダウンを起こした原子炉建屋から核燃料を取り出すのは初めてで、遠隔操作による作業をいかに安全で着実に進められるかが課題です。