パレスチナ新内閣発足 内外の試練に直面

パレスチナ新内閣発足 内外の試練に直面
パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は新内閣を発足させましたが、対立するイスラム原理主義組織ハマスを排除しました。パレスチナの分断が解消する見通しがたたない中、アメリカのトランプ政権が近く示すとみられる新たな中東和平案などへの対応を迫られることになります。
パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は13日、側近のムハンマド・シュタイエ氏を首相とする新内閣を発足させました。シュタイエ氏は暫定自治政府の公共事業・住宅相などを歴任し、83歳と高齢のアッバス議長の後継者候補の1人とみられています。

一方で、対立するイスラム原理主義組織ハマスを新内閣から排除し、ハマスは「分離主義者の政府であり、正統性はない」と反発する声明を発表しました。

パレスチナでは、ヨルダン川西岸を暫定自治政府が統治し、ガザ地区をハマスが実効支配するという分断された状態が10年以上続いていて、事態を打開できなかったハムダラ前首相が責任を取る形でことし1月辞任し、今回、新内閣が発足しました。

分断が解消する見通しがたたない中、イスラエルでは総選挙を受けてパレスチナに強硬路線をとるネタニヤフ首相が続投する見通しで、新内閣は、アメリカのトランプ政権が近く示すとみられる新たな中東和平案などへの対応を迫られることになります。