国文学者 中西進さん 「令和」への思い語る

国文学者 中西進さん 「令和」への思い語る
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新しい元号「令和」の出典となった万葉集が専門の国文学者で「令和」の考案者とみられる中西進さんが、14日、館長を務める富山市の文学館で新元号への思いを語りました。
政府は、新元号「令和」の考案者は明らかにしないとしていますが、関係者の話などから、考案者は万葉集が専門の国文学者の中西さんとみられています。

中西さんは14日、館長を務める富山市の高志の国文学館で、元号に関する解説会を開きました。この中で中西さんは「令和」の考案者とみられていることについて「私ではない」と話しました。そして、最終的に元号を決定するのは考案者ではないとしたうえで「元号は個人の所有物ではない」と持論を述べました。

また、「令和」の出典となった「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして気淑(きよく)風和(かぜやわら)ぎ」という万葉集の序文について、中西さんは、「令月」は中国では2月を指すが日本では1月も含まれることばで、日本の風土に根ざした独自の表現であると説明しました。

そのうえで「美しい風土に限りない感謝と尊敬を持ちながら、国民の一人として、令和という時代になることを喜んで迎えたい」と新元号への思いを語りました。

中西さんは来月4日にも富山市で「万葉集とその未来」と題して講演を行うことになっています。