熊本 南阿蘇村立野地区で復興の様子知るモニターツアー

熊本 南阿蘇村立野地区で復興の様子知るモニターツアー
熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村の立野地区では、復興の様子などを知ってもらい人を呼び込もうというモニターツアーが開かれました。
このツアーは地元有志のグループが企画し、県外などから22人が参加しました。

南阿蘇村の立野地区は、大規模な土砂崩れで橋が崩落するなどして交通が寸断されたほか、断水が続いた影響で360世帯880人が「長期避難世帯」と認定され、地区を離れることを余儀なくされました。

復旧に伴っておととし、認定は解除されたものの、地区に戻ったのは44%の158世帯となっています。

ツアーでは被災した人たちが住む災害公営住宅に立ち寄り、今の暮らしをはじめ、地震当時の様子や復興状況などについて説明を受けました。

また、被災した菓子店では再び地元で営業を始めたということで、参加した人たちは復活したまんじゅうを味わっていました。

奈良から訪れた25歳の女性は「すてきなところなのでもっとたくさんの人が来て復興が進めばいいと思います」と話していました。

主催したグループの会長を務める高瀬大輔さんは「これをきっかけに若者が戻りにぎやかな立野になってほしいです」と話していました。

南阿蘇村立野地区の被害と復興状況

南阿蘇村の立野地区は3年前の熊本地震による大規模な土砂崩れの影響で多くの住宅が倒壊するなど、地区全体で被害が出ました。

また、地区にかかっていた阿蘇大橋が崩落するなどして交通が寸断されたほか、断水が続いた影響で、地震から半年後には被災者生活再建支援法に基づき「長期避難世帯」に認定されました。

その後、村の中心部につながる阿蘇長陽大橋が復旧したことや水道が復旧したことなどから「長期避難世帯」への認定はおととし10月に解除されました。

しかし、地区の住民たちが通学や通勤に利用していたJR豊肥本線や南阿蘇鉄道が今も運休しているほか、土砂災害対策が完了していないことなどから、今も地区に戻ったのは44%ほどの158世帯にとどまっています。