「世界経済は減速 リスク下方に偏る」IMF委員会が声明

「世界経済は減速 リスク下方に偏る」IMF委員会が声明
k10011883481_201904140741_201904140751.mp4
IMF=国際通貨基金は、加盟国の財務相などが参加する委員会をアメリカのワシントンで開き、世界経済は減速し、リスクは下向きに偏っているとして、協調してリスクの顕在化を避ける重要性を指摘しました。
IMF加盟国の財務相や中央銀行総裁が委員を務めるIMFC=国際通貨金融委員会は、13日までの2日間、アメリカのワシントンで世界経済の見通しなどを議論し、声明を発表しました。

この中で、「世界経済は拡大が続いているものの、これまでの想定よりも減速している。来年には景気が持ち直すとみられるが、貿易問題や金融環境の変化などリスクは下方に偏っている」としました。

そのうえで、各国が協調してリスクの顕在化を避け、必要に応じて迅速な政策対応を取る重要性を指摘しました。

また、米中の貿易摩擦を念頭に、「自由で公正な貿易は成長の原動力であり、貿易摩擦を解決する必要性を認識している」としました。

さらに、貿易摩擦の背景にある経常収支の問題をめぐっては、「世界的に過度な不均衡を削減するため、共に取り組む」とし、不均衡の是正に協調する方針に言及しました。

経常収支の不均衡は日本が議長国を務めるG20でも主要な議題になっていて、記者会見したIMFのラガルド専務理事は、「すべての国が改革に取り組むことで世界的な均衡につながる」と述べ、議論が深まることに期待を示しました。