フィギュア団体戦 坂本3位 紀平5位 国別連覇ならず

フィギュア団体戦 坂本3位 紀平5位 国別連覇ならず
福岡市で開かれているフィギュアスケートの団体戦、世界国別対抗戦は、3日目の13日、女子シングルのフリーが行われ、坂本花織選手が今シーズンの自己ベストを更新する146.70をマークして3位に入りました。一方、紀平梨花選手はジャンプで転倒するミスが続いて5位にとどまり、連覇を目指した日本は国別の順位で2位でした。
今シーズンを締めくくる世界国別対抗戦は6つの国で争う団体戦で男女シングルとペア、アイスダンスの4つの種目の合計で順位を競います。

3日目の13日は、女子シングルのフリーとペアのフリーの演技が行われました。

女子シングルでは、ショートプログラムで3位だった坂本選手が演技の序盤、3回転ジャンプにミスが出たものの、徐々に流れに乗り、後半の3連続ジャンプや3回転フリップからの連続ジャンプを次々と決めました。
坂本選手は今シーズンの自己ベストを更新する146.70をマークして3位に入りました。
一方、ショートプログラムで今シーズンの世界最高得点を更新した紀平選手は冒頭のトリプルアクセルで転倒すると、中盤の3回転の連続ジャンプの2本目で再びバランスを崩して転倒しました。
紀平選手はジャンプで2回転倒するミスが響いて自己ベストより16点以上低い138.37で5位に終わりました。
ペアのフリーでは、三浦璃来選手と市橋翔哉選手のペアがジャンプでミスが続き92.98で6位でした。

この結果、日本の最終順位は2位で、大会連覇はなりませんでした。優勝は、男子シングルのネイサン・チェン選手などの活躍で得点を伸ばしたアメリカでした。

坂本「来シーズンはさらに上に」

女子シングル後半のフリーで自己ベストを更新して3位に入った坂本花織選手は「世界選手権の後から疲れが取れていないが、みんな同じ条件なので、ベストを尽くそうと臨んだ。四大陸選手権や世界選手権ではフリーでジャンプが抜けてしまうことがあったが、きょうはそれがなかったので、少しは成長したと思う。演技前半はジャンプのミスがあり、耐えに耐えたという感じだったが、後半は落ち着いてできたと思う」と演技を振り返っていました。

そして、来シーズンについては「今シーズンは波が大きかったが、全日本選手権以来、3か月ぶりに表彰台に乗ってうれしい気持ちがわいてきた。来シーズンはもっとこの気持ちを味わえるようにしたい。このできで自己ベストを更新できたということは、ちゃんとできればもっと上にいけるということなので、来シーズンはさらに上がっていけるよう頑張りたい」と話していました。

紀平「チームをもっとひっぱりたかった」

フリーで5位に終わった紀平梨花選手は、「どのジャンプももっともっと準備を万全にしていなければいけなかったが、それができず、とてもきつい演技になってしまった。日本のチームをもっと引っ張りたかったが、それができなくて申し訳ないです」と試合を振り返りました。

フリーのジャンプで2回、転倒をしたことについては、「冒頭のトリプルアクセルは練習から成功率が低く、いいイメージがなかった。中盤の3回転の連続ジャンプは精神的なことではなく、体力的にきつくてうまく跳ぶことができなかった。演技の中の2つの難しいジャンプをともに失敗してしまったので、もっと練習して軽く跳べるくらいにならないといけない」と厳しい表情で話していました。

そして、グランプリファイナル優勝など大きな成果を残したシニアデビューのシーズンを振り返り、「シニア1年目で私の演技にどのような点数がつくのかわからないなかでの試合だったが、想像よりもいい成績を残せたと思う。それでもまだまだ頑張らないといけないし、とても多くの期待をしてもらっているので、その期待に応えられるよう力をつけていきたい」と話しました。

シーズンオフについては、「4回転ジャンプを練習したいし、もっと体力もつけたい。アイスショーへの出場などがあるが、その合間をぬってフリーの演技を通すなどの練習で体力をつけて完全な、ミスのない演技がねらえるように成長したい」と話していました。