卓球世界選手権へ日本代表が練習公開 けがの張本も精力的に

卓球世界選手権へ日本代表が練習公開 けがの張本も精力的に
今月21日からハンガリーで行われる卓球の世界選手権に向けて日本代表が練習を公開し、右手薬指のけがの影響が心配される張本智和選手も精力的な打ち込みを行いました。
卓球の世界選手権は1年おきに個人戦と団体戦が交互に行われ、ことしは男女シングルスなど個人戦が行われます。

日本代表の選手たちは大会に向けて東京 北区のナショナルトレーニングセンターで合宿を行っていて、13日は練習が報道陣に公開されました。

このうち、男子シングルスで40年ぶりのメダル獲得が期待される世界ランキング4位の張本選手は、今月8日に右手薬指のけんしょう炎と診断され、今もまだラケットを強く握ると少し痛みがあるということです。

ただ13日の練習では、強化しているフォアハンドで力強いショットを連続で打ったり、ネット際に短く落とされたボールを粘り強く返したりと、強豪の中国選手との対戦でカギとなるプレーに精力的に取り組んでいました。

一方、女子シングルスは世界6位の石川佳純選手と世界7位の伊藤美誠選手、そして世界9位の平野美宇選手と世界ランキングのトップ10に3人が入っています。

このうち、去年、中国のトップ選手を相次いで破った伊藤選手は得意のバックハンドの打ち合いから、フォアハンドにボールを返されたときの対応を繰り返し練習していました。

世界選手権は、来年の東京オリンピックの男女シングルス、2つの代表枠の選考に関わる世界ランキングに反映されるポイントが最も高く、代表争いにおいて重要な大会です。

大会は今月21日から28日までハンガリーのブダペストで行われます。

張本「不安もあるが頑張りたい」

男子シングルス40年ぶりのメダル獲得が期待される張本智和選手は「練習を再開して2日目で不安もあるし、練習量も少ないので、コンディションは上がっていない。現地に行って少しずつ慣れていくしかないし、頑張るしかない。試合で練習してきた以上のものを出せれば、中国選手に勝つチャンスもあると思う。メダルを絶対に取ることが目標なので、いつもどおりしっかりと頑張りたい」と話していました。

石川「中国選手の壁打ち破れるよう頑張る」

女子シングルスで日本選手トップとなる世界ランキング6位の石川佳純選手は「世界選手権は東京オリンピックの代表争いにおいて重要な大会なので、自分の力を100%出せるように準備して、最高のプレーができるようにしたい。メダルを取るためには中国選手に最低1回は必ず勝たなければいけないので、まずそこまで勝ち上がって、その壁を打ち破れるように頑張りたい」と話していました。

伊藤「試合が楽しみでしかたがない」

女子シングルスと女子ダブルス、それにミックスダブルスの3種目に出場する伊藤美誠選手は「緊張やプレッシャーは全くなく、早く試合がしたいし、楽しみでしかたがない。去年、中国選手とたくさん試合をして勝つ機会も多くなったので、自信を持って大会に臨むことができる。いい成績を残すことが東京オリンピックにつながると思うが、先を見るよりもひとつひとつ目の前の試合で力を出し切ることで金メダルにどんどん近づくと思う。3種目出るからには金メダルを3つ取れるように頑張りたい」と話していました。

平野「東京五輪につなげたい」

おととしの世界選手権の女子シングルスで銅メダルを獲得した平野美宇選手は「2年前の大会は卓球をやってきた中でも、いちばん印象に残っている。あれからいいことも大変なこともたくさんあったが、前回よりもいい色のメダルを取りたい。この大会でいい結果を残して、東京オリンピックにつなげたい」と話していました。