中国 貿易総額 前年同期を1.5%下回る 景気減速を反映

中国 貿易総額 前年同期を1.5%下回る 景気減速を反映
中国のことし1月から先月までの輸出と輸入を合わせた貿易総額は、中国国内の景気減速を反映して輸入が減少したことから、去年の同じ時期を1.5%下回りました。
中国の税関総署の発表によりますと、ことし1月から先月までの輸出と輸入を合わせた貿易総額は1兆272億ドル(およそ115兆円)と、去年の同じ時期を1.5%下回りました。

内訳を見ますと、
▽輸出が5517億ドルと去年の同じ時期を1.4%上回ったのに対して、
▽輸入は4754億ドルで去年の同じ時期を4.8%下回りました。

中国では地方政府の過剰債務問題やアメリカとの貿易摩擦を背景に景気の減速が続いていて、ことしに入ってからの輸入の減少は消費や設備投資など中国の内需の低迷を反映したものとみられます。

一方、貿易交渉が続いているアメリカとの貿易額は去年の同じ時期に比べて、
▽輸入が31.8%の減少、
▽輸出も8.5%の減少、となりました。

中国とアメリカとの貿易摩擦の長期化に伴って、このところ世界経済の減速拡大も懸念されています。
中国税関総署の李魁文報道官は記者会見で「複数の国際機関が世界経済や国際貿易の伸びが鈍化すると予測しており、主要国でも輸出が数か月にわたり減少する事態が起きている」と述べ、今後、中国の貿易がさらに縮小することへの警戒感を示しました。