首相 「信頼回復に努める」 桜田前五輪相の辞任受け

首相 「信頼回復に努める」 桜田前五輪相の辞任受け
桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣の辞任を踏まえ、安倍総理大臣は閣議のあとの閣僚懇談会で、東日本大震災の被災地の復興は内閣の揺るぎない方針だと強調したうえで、総力あげて、復興をはじめ内外の課題に取り組み信頼回復に努める考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は、桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣が辞任したことについて、「改めて、私からも被災地の皆様におわびを申し上げる」と述べ、陳謝しました。

そのうえで、「『被災地に寄り添いながら復興に全力を傾ける』、これは安倍内閣の揺るぎない方針だ。閣僚全員が復興大臣であるとの意識を改めて深く胸に刻んでいただきたい。その強い責任のもと、それぞれの持ち場において復興の加速に全力を尽くしてほしい」と指示しました。

そして、安倍総理大臣は「この機にすべての閣僚、副大臣、政務官が一層身を引き締め、しっかりと襟を正し、内閣の総力をあげ東日本大震災からの復興をはじめ内外の課題に取り組むことで国民の負託に応え、信頼回復に努めて参りたい」と述べました。

柴山文部科学相「鈴木新大臣と協力 大会を成功へ」

柴山文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、「桜田前大臣も、復興を軽視しているわけではないと思うが、あたかも復興より議員の当選や活動を優先するという文言になっていた。すべての大臣が復興大臣でなければいけないという内閣の趣旨にてらして、辞任はやむをえない」と述べました。

そして、「東北の復興に内閣一丸となって全力であたっていくとともに、鈴木新大臣と協力して東京大会を成功に導いていきたい」と述べました。

山下法相「被災者に寄り添った支援に努めたい」

桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣の事実上の更迭について、山下法務大臣は閣議のあとの記者会見で、「きょうも改めて安倍総理大臣から、閣僚全員が復興大臣だという意識を共有して、被災者の心に寄り添い、被災地再生のために全力を尽くすよう指示があった。閣僚の1人として、今後も、被災者に寄り添った支援の実施に努めていきたい」と述べました。

岩屋防衛相「閣僚のことば選び 細心の注意必要」

岩屋防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で、「桜田前大臣も、たたき上げの政治家としていろんな能力・力量を持っていたと思うが、閣僚はどういう場合であっても、ことばづかい、ことば選びには細心の注意を払う必要がある。そういう意味で、不適切な発言だった。けさも、安倍総理大臣から指示があったが、全員が復興大臣だという気持ちで、心を引き締めて復興に全力で取り組んでいきたい」と述べました。

公明 山口代表「辞任は政府・与党に痛手」

公明党の山口代表は、党の参議院議員総会で、「桜田前大臣の辞任は、政府・与党にとって痛手だ。二度とないよう気を引き締めて対応しなければならない。鈴木新大臣を支えながら、復興を加速できるよう力を尽くしていきたい」と述べました。

また、「安倍総理大臣の外国訪問や、10連休などを考えると、国会は、実質的な審議時間が限られてくる。会期の延長はしないという前提で、しっかりおさまるよう対応したい」と述べました。

立民 福山幹事長「一日も早く予算委を」

立憲民主党の福山幹事長は、会派の参議院議員総会で、「桜田前大臣を半年以上もかばい続けた安倍総理大臣の責任は非常に重い。一方で、『そんたくロード』の問題は非常に根が深く、いろんな議員が動いている形跡も見えてきた。政策、意思決定、予算の問題なので、一日も早く予算委員会を開いて、早急に問題を明らかにしていかないといけない」と述べました。

国民 大塚代表代行「政権全体の体質の問題」

国民民主党の大塚代表代行は、会派の参議院議員総会で、「辞任は当然だが、これまでも、辞任に値する数々の言動があり、遅きに失した。厚顔無恥に居座ってきたが、さすがに居座りきれないほどの暴言だ。桜田前大臣個人の問題ではなく安倍政権全体の体質の問題だ」と述べました。