桜田前五輪相更迭 野党側 集中審議要求 与党側 収束急ぐ

桜田前五輪相更迭 野党側 集中審議要求 与党側 収束急ぐ
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桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣の事実上の更迭を受け、野党側は、安倍総理大臣の任命責任を追及するため、集中審議の開催を求めています。これに対し、与党側は、開催には応じない方針で、参議院選挙などへの影響を抑えたいとして、事態の収束を急ぎたい考えです。
桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣は、岩手県出身の自民党議員のパーティーで、「復興以上に大事なのが議員だ」などと発言して事実上更迭され、後任には前任の鈴木俊一氏が起用されました。

鈴木新大臣は記者会見で、「桜田前大臣の発言は大変不適切で、あまりに被災者や被災地に配慮が欠けていた」と述べたうえで、就任後すぐに岩手、宮城、福島の被災3県の知事に電話し、発言を陳謝したことを明らかにしました。

野党側は、安倍総理大臣の任命責任を追及するため、衆参両院の予算委員会で、速やかに集中審議を開催するよう求めています。

立憲民主党の辻元国会対策委員長も、「桜田氏をかばい、適材適所と大臣の任にとどめてきたのは誰なのか。問われるべきは、安倍総理大臣の任命責任だ」と述べました。

これに対し、自民党の森山国会対策委員長は、「安倍総理大臣は任命責任を認めおわびしており、それ以上のものはない。国会運営に影響を与えてはならない」と述べました。与党側は、集中審議の開催には応じない方針で、衆議院の補欠選挙や夏の参議院選挙などへの影響を抑えたいとして、できるだけ早く事態を収束させたい考えです。

参院予算委野党側予算委員会の開催求める

一方、参議院予算委員会の野党側の理事らは、金子委員長に対し、参議院規則の規定に基づいて、予算委員会を開催するよう求めました。

このあと、野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の蓮舫参議院幹事長は、記者団に対し、「桜田前大臣と塚田前国土交通副大臣が辞めたが、任命責任など安倍総理大臣にしか答えられないことがあるので、野党の総意として、委員長に要請した。真摯(しんし)に説明するのであれば、説明する場所を設けるべきで、それは予算委員会だ」と述べました。

国民 原口国対委員長「与党は逃げ回っている」

国民民主党の原口国会対策委員長は会派の代議士会で「『桜田前大臣が辞めたから終わり』という話にはならない。与党に衆参両院で予算委員会の集中審議を申し入れたが、逃げ回っている。政権の中でもチェック機能を持っている公明党は、まさか自民党と一緒に逃げるようなことはないと思う。公明党の良識に期待したい」と述べました。

共産 笠井政策委員長「首相の責任 徹底的に問う」

共産党の笠井政策委員長は記者会見で「閣僚らの相次ぐ辞任は起こるべくして起こったと感じる。桜田前大臣の辞任問題では、安倍総理大臣の、任命責任とかばい続けてきた責任を徹底的に問わなければならない。道路整備のそんたくと利益誘導は国政の大問題であり、速やかに予算委員会の集中審議をやるべきだ」と述べました。