米国防総省 ICBMの迎撃実験に成功 ミサイル2発を同時発射

米国防総省 ICBMの迎撃実験に成功 ミサイル2発を同時発射
アメリカ国防総省は、アメリカ本土に向かってくるICBM=大陸間弾道ミサイルを地上配備型の2発の迎撃ミサイルで撃ち落とす実験に成功したと発表しました。2発の迎撃ミサイルを同時に発射した実験は初めてで、国防総省としては、ICBMの獲得に近づきつつあると分析する北朝鮮をけん制するねらいがあるとみられます。
アメリカ国防総省は、25日、アメリカ本土に向かってくるICBMを、地上配備型の迎撃ミサイルで撃ち落とす実験を実施し、成功したと発表しました。

発表によりますと、太平洋のマーシャル諸島の実験場から発射した、模擬のICBMに対し、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ基地から2発の迎撃ミサイルを発射して命中させたということです。

ICBMを想定した地上配備型の迎撃ミサイル実験はおととし以来2回目ですが、精度を高めるため2発の迎撃ミサイルを同時に発射したのは今回が初めてです。

実験では、1発目の迎撃ミサイルが、ICBMの弾頭部分を破壊し、2発目を残りの部分に命中させたということで、国防総省は声明で「われわれが現実的な脅威への信頼できる抑止力を備えていることを証明した」と述べ、実験成功の意義を強調しました。

国防総省は、北朝鮮が、ICBMの獲得に近づきつつあると分析し、ミサイル防衛網の強化を進めており、今回の実験は、北朝鮮をけん制するねらいがあるとみられます。