サイクロン被害支援に300億円必要 国連が資金拠出呼びかけ

国連は、アフリカ南東部を襲ったサイクロンで、特に大きな被害を受けたモザンビークの緊急人道支援に、今後3か月間で300億円余りが必要だとして国際社会に対し、資金の拠出を呼びかけています。
アフリカ南東部では、今月中旬、サイクロン「イダイ」が直撃し、モザンビーク、ジンバブエ、マラウイの3か国で、死者が合わせて700人を超える大惨事となっています。

国連で人道支援を担当するローコック事務次長は、被災地の視察を行ったあと、25日、ニューヨークの国連本部で緊急の記者会見を開きました。

この中で、ローコック氏は、400人を超す犠牲者が出るなど特に被害の大きいモザンビークについては、食料や医薬品、飲み水などの緊急人道支援に今後3か月間で、2億8200万ドル、日本円で300億円余りが必要だとして国際社会に対し、資金拠出を呼びかけました。

また、ローコック氏と共に被災地を視察した、ユニセフ=国連児童基金のトップフォア事務局長は、サイクロンが襲った当時の状況について「第1波が静まった後、何が起きたか見ようと人々が外に出たところを最強の第2波がやってきた」と説明したうえで、現地への支援は一刻を争う状況だとして国際社会の協力を訴えました。