「東寺展」あすから 貴重な密教美術を展示

「東寺展」あすから 貴重な密教美術を展示
世界遺産に登録されている、京都市の東寺が所蔵する貴重な密教美術を集めた特別展が、26日から東京・上野で開かれます。
この特別展は、およそ1200年前に現在の中国、当時の唐に渡って密教を学び、帰国後に真言宗を開いた空海ゆかりの仏像や書状など、東寺が所蔵するおよそ110件が展示されています。

空海が密教の教えを示した「立体曼荼羅」の21体の仏像のうち、寺の外としては過去最多の15体が展示され、動物の象の上に端正な顔だちの仏が座る「帝釈天騎象像(たいしゃくてんきぞうぞう)」など、国宝や重要文化財も並んでいます。

また、「御七日御修法(ごしちにちみしほ)」と呼ばれる真言宗で最も重要な秘密の儀式が行われる道場を空海が唐から持ち帰った法具や絵画などとともに再現しています。

東京国立博物館の西木政統研究員は、「立体曼荼羅は自分の身長よりも高い仏像の森に分け入って、まさに仏様の世界を体験していただけます。難解なイメージのある密教ですが、当時のエキゾチックな仏像や道具類を気軽に楽しんでほしい」と話していました。

この特別展は、26日から6月2日まで東京国立博物館で開かれます。