ホーキング博士一周忌で遺作読み解くシンポジウム 東京

ホーキング博士一周忌で遺作読み解くシンポジウム 東京
車いすで研究生活をおくり、人類の未来について提言を続けたイギリスの宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が亡くなって1年になるのにあわせ遺作を読み解くシンポジウムが都内で開かれました。
ホーキング博士は筋肉が徐々に動かなくなる難病と闘いながらブラックホールの研究などで成果を挙げたほか、人類の未来について提言を続けたことで知られています。

去年、76歳で亡くなって今月で1年になるのにあわせ、遺作となった最後の著書を読み解くシンポジウムが開かれました。

著書はタイムトラベルは可能かや、人類は地球で生きていけるのかなど、10の質問に答える構成で、博士が生前に準備していたものを家族や研究者仲間が完成させました。

博士はタイムトラベルは時空などの新理論が見つかれば可能性はあるとしたほか、地球は気候変動や核戦争などでいずれ住めなくなるため人類は宇宙に乗り出すべきなどと提言しています。

パネリストの東京大学の村山斉教授は、「断定調で分かりやすく、答えだけでなく、私たちが将来を考えるための疑問を提示している」と読み解いていました。

またジャーナリストの池上彰さんは「体は不自由でも思考は自由で想像力に満ちている。博士から学ぶことの1つだ」と語りました。

博士の次男のティモシー・ホーキングさんは「好奇心を持ち続ける、その父のメッセージを今後も伝えていきたい」と話していました。