大相撲春場所 序二段 狼雅が優勝

大相撲春場所 序二段 狼雅が優勝
大相撲春場所の序二段は、モンゴル出身の狼雅が7戦全勝どうしの優勝決定戦で元大関の照ノ富士に勝って優勝しました。
春場所の序二段は、二子山部屋の狼雅と元大関で、今場所土俵に復帰した照ノ富士が7戦全勝で並びました。

24日の千秋楽で行われた優勝決定戦で、狼雅が高校の先輩の照ノ富士に下手投げで勝って序二段優勝を果たしました。

狼雅はモンゴル出身の20歳。父親がモンゴル人、母親がロシア人で、15歳までロシアやモンゴルで暮らし、柔道やロシアの格闘技「サンボ」、それにモンゴル相撲などを経験しました。

狼雅は15歳で来日し相撲の強豪、鳥取城北高校に入学、卒業後に二子山部屋に入門して、去年の九州場所の前相撲で初土俵を踏みました。

ことし1月の初場所では、序ノ口で7戦全勝で優勝し、西の序二段15枚目で迎えた今場所も立ち合いの当たりから前まわしをつかむ相撲で白星を重ねて優勝しました。

狼雅は「まわしの切りかたなど相撲を教わった高校の先輩と当たることができて緊張したがうれしい。堂々とぶつかって行こうと思った」と振り返りました。そして、「白鵬関や千代の富士関の相撲を勉強して、前みつを取って攻める相撲をしたい」話していました。

照ノ富士「悔しさない」

一方、元大関でけがなどによる休場から5場所ぶりに復帰した照ノ富士は初日から7連勝としたものの、決定戦で敗れて優勝はなりませんでした。

照ノ富士は「今場所はもともとほとんど稽古もできておらず、勝ち負けにこだわってはいなかった。相撲を取る感覚を戻したいと思ってやってきたので優勝できなかったという悔しさはない」と笑顔を交えながら話しました。

そのうえで「痛みも引いてきているし、筋力も戻ってきている。人より回復が早いと思っているので見せてやります」と来場所以降の活躍を誓っていました。