17奪三振 150キロの速球 星稜 奥川が見せた圧倒的な力

今大会注目の星稜・奥川恭伸投手が、強打の履正社打線を相手に17奪三振、3安打完封と圧倒的な力を見せました。
履正社は、去年秋の公式戦で11本のホームランを打った強力打線が持ち味で、センバツでもこれまで準優勝2回と実績十分。

「圧倒的日本一」を目標に掲げて、今回も優勝候補の一角にあげられていました。

そんな履正社を相手に、奥川投手は1回、2球目にして甲子園のスピード測定機が150キロを計測。

その後、自己最速の151キロを計測するなど、序盤から得意のストレートで履正社打線に力勝負を挑みました。

「ストレートを待っていると感じたが、ファールになっていたので押せると思った」。

奥川投手は、強打の履正社打線を抑え込んでいきます。

さらに、23日のピッチングではスライダーやフォークなどといった変化球もさえわたりました。

特に決め球のスライダーは曲がり幅が大きく、履正社ベンチのなかでも「消える」とまで言われていました。

5回までに10個の三振を奪った奥川投手ですが、その勢いは止まりません。

「三振をとれば野手も楽になるので、とれる場面はねらって三振をとりにいった」と結局、9回までに17個の三振を重ねました。

履正社の岡田龍生監督が「投手としてレベルの違いを見せつけられた」と脱帽すれば、履正社の選手たちも「甘い球が来なかった。まともに当たらなかった」と悔しそうに話していました。

奥川投手は、「冬場のウエイトトレーニングや体幹トレーニングがきょうのピッチングにつながった」と淡々と話しますが、小学4年からバッテリーを組むキャッチャーの山瀬慎之助選手は、「これまでのピッチングの中でもトップレベル」と絶賛していました。

プロ野球のスカウトも熱視線を送る奥川投手ですが「これに満足することなく精進していきたい」と浮かれる様子はありません。

次はどんなピッチングを見せてくれるのか、奥川投手の次の試合に注目が集まります。