センバツ 星稜が履正社に勝って2回戦へ

センバツ高校野球、大会1日目の第3試合は、石川の星稜高校が大阪の履正社高校に3対0で勝って2回戦に進みました。
星稜は1回、ヒットやフォアボールでランナー一塁二塁のチャンスを作ると、5番でキャプテンの山瀬慎之助選手がタイムリーヒットを打って先制点をあげました。

星稜は7回にも3番の知田爽汰選手のタイムリーヒットでリードを広げ、9回にもさらに1点を追加しました。

星稜の先発の奥川恭伸投手は今大会屈指の本格派右腕で、最速151キロのストレートにスライダーやフォークを織り交ぜた緩急を使ったピッチングで17個の三振を奪い、完封勝利をあげました。

一方、履正社は先発の清水大成投手が8回を投げて2失点と試合を作りましたが、打線は奥川投手にヒット3本に抑えられました。

星稜 山瀬主将「ヒット打つことできてよかった」

1回に先制のタイムリーヒットを打った星稜高校のキャプテンでキャッチャーの山瀬慎之助選手はタイムリーヒットの場面について「エースの奥川投手にはいつも助けてもらっていて、自分は打撃で援護したいという気持ちがあったので、ヒットを打つことができてよかったです」と振り返りました。

キャッチャーとしては「きょうはまっすぐと変化球を使い分けていこうと考えていた。奥川投手は球速や変化球のキレがすごかった。投手の能力を引き出すのが自分の仕事でもあるので、きょうの勝ちに満足せず、次の試合に備えていきたい」と引き締まった表情で話していました。

星稜 奥川投手「バックを信じて投げることできた」

17個の三振を奪い完封勝利あげた星稜高校のエース、奥川恭伸投手は9回のピンチの場面について「これまで何度も助けられてきたバックを信じて投げることができた。最後はストレートでいけるという思いがあったので、思い切り投げました」と振り返りました。

そして「どんな場面でも笑顔を忘れず冷静に投げることができたのがよかった。すばらしい打者相手に投げることができるので、最後まで楽しんで投げました」と時折、笑顔を見せながら話していました。

履正社 野口主将「点を取れなかったのが敗因」

履正社高校のキャプテンの野口海音選手は「先制点を取られたのは大きかったと思いますし、後半まで粘っていましたが点数をとれなかったのが敗因かなと思います」と悔しそうな表情で振り返っていました。

相手の奥川投手については「今まで対戦した中でいちばんいいピッチャーで対応が苦しかったです。球のキレや速さなどピッチングすべてがいいのでそういうピッチャーを打ち下さないと甲子園で勝てないということがわかりました」と話し「この負けを生かせるように夏に向けてチーム全体でもう一度作り直していきたい」と前を向いていました。

履正社 清水投手「自分の弱さ出てしまった」

履正社高校のエース、清水大成投手は「先制点を与えたくなかったが与えてしまって悔しいです。相手の打線は迫力がすごいのでボールを低めに投げることを意識しましたが、ボール球が先行して先制点も取られてしまい、自分の弱さが出てしまった」と冷静に振り返りました。

そのうえで星稜高校の奥川投手については「今大会でナンバーワンピッチャーと言われていたのでいい試合が出来るように頑張りました」と淡々と話していました。

履正社 岡田監督「初回の先制点をなんとかしのぎたかった」

履正社高校の岡田龍生監督は「星稜の奥川君の投手としてのレベルの高さを見せつけられたような試合でした。初回の先制点をなんとかしのぎたかったです」と悔しそうに振り返りました。

そのうえで、奥川投手についてはさらに「球威はもちろんコントロールのすばらしさ、どの球種でもストライクがとれて打者を攻められるところは高校生レベルを超えていると思いました」と脱帽した様子でした。