“ロシア疑惑” トランプ大統領は捜査を妨害したのか

“ロシア疑惑” トランプ大統領は捜査を妨害したのか
ロシア疑惑ではトランプ大統領が捜査を妨害したかどうかという司法妨害の有無も大きな焦点になっています。
トランプ大統領は2017年5月、ロシア疑惑の捜査を指揮していた当時のFBI=連邦捜査局のコミー長官を突然、解任。

その後、コミー氏は議会上院の公聴会で証言し、捜査のさなかの2017年2月にトランプ大統領から呼び出され、捜査の対象になっていた元側近について「彼はいいやつだ。この件は放っておいてほしい」と言われたと明らかにしました。

コミー氏はトランプ大統領のこの発言を「大統領からの指示と受け止めた」として元側近への捜査中止の指示だと理解したと主張。

しかしトランプ大統領は「そんなことは言っていない」と反論し、双方の言い分は大きく食い違っています。

コミー氏はこの時の面会の状況を詳細にメモにとどめていましたが、当時の会話の録音はなくその証拠能力や主張の正当性がどう評価されるのかも注目されています。

また司法妨害をめぐってはトランプ大統領に妨害の明確な意図と動機があったかどうかが立件の重要な判断基準になるとされています。

トランプ大統領はコミー氏の解任について「単にいい仕事をしていなかったからだ」と述べていて、モラー特別検察官がトランプ大統領の主張をどのように評価し判断するかが重要なかぎになるとみられています。