北朝鮮制裁決議めぐり安保理で欧米と中ロが対立

北朝鮮制裁決議めぐり安保理で欧米と中ロが対立
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北朝鮮に対する制裁決議をめぐって、国連安全保障理事会では、中国やロシアが、北朝鮮の市民生活への影響を考えるべきだと主張したのに対し、アメリカなどは、制裁の厳格な実施を求め、意見が対立していることが分かりました。
先月ベトナムで開かれた2回目の米朝首脳会談では、北朝鮮が、核施設の廃棄と引き換えに国連安保理による制裁の解除を求めたのに対し、アメリカは完全な非核化が実現するまで応じないとして物別れに終わりました。

こうした中、国連関係者によりますと、安保理では北朝鮮に対する制裁決議をめぐって、常任理事国の足並みが乱れていることが分かりました。

具体的には、中国やロシアは、制裁が北朝鮮の市民生活に与える影響を考えるべきだとして、今後、安保理の専門家パネルが決議の実施状況を調べる際には、市民生活への影響も調査項目に加えるよう主張しています。

これに対して、アメリカ、イギリス、フランスは、制裁は決議に基づいて厳格に実施されるべきで、市民生活への影響は調査項目に加える必要がないと主張していて、意見が対立しているということです。

今回の事態は、北朝鮮をめぐる問題に安保理が結束して対応することの難しさを改めて示したといえそうです。