ベネズエラ 政治対立で経済悪化の悪循環 混乱続く

ベネズエラ 政治対立で経済悪化の悪循環 混乱続く
混乱が続く南米のベネズエラでは、政権支持派と反対派がそれぞれ断続的にデモを行っているものの、こう着状態となっていて、政治的解決の糸口が見えないまま、経済がさらに悪化するという悪循環が続いています。
ベネズエラの首都カラカスでは、NHKの取材班が現地入りした13日以降、反米左派のマドゥーロ大統領を支持する市民らが参加したデモが毎日、開かれています。

これに対し、暫定大統領への就任を宣言し、アメリカなどの支援を受けているグアイド国会議長側は、16日に全国規模のデモを呼びかけるなど、断続的にデモを行っています。

マドゥーロ大統領を支持するのは軍や反米の社会主義思想を持ったインテリ層、それに貧困層が中心で、一方のグアイド氏の支持派は、現状に不満を持つ中間層で構成されています。

ただ、どちらの側も圧倒的な支持を集めることはできておらず、政治的こう着状態が長く続いていることで、経済がますます悪化するという悪循環が起きています。

国内では物不足が加速し、数少ない物資はアメリカドルでしか購入できないような高級スーパーやレストランなどでのみ手に入る状況です。

カラカスの高級レストランにはドルを持っている富裕層が押しかけ、連日、にぎわいを見せていますが、一般庶民は飲み水にも困る状況で、貧富の差が拡大しています。