ゴーン前会長の供述調書など 検察が弁護側に開示

ゴーン前会長の供述調書など 検察が弁護側に開示
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日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の事件で、みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載したとされる罪について、検察が裁判で立証する内容を記した書面や前会長の供述調書などを弁護側に開示したことが関係者への取材でわかりました。今後、裁判に向けた検察と弁護団との協議が本格化する見通しです。
日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(65)はみずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した金融商品取引法違反の罪や特別背任の罪で逮捕・起訴され、今月6日に保釈されました。

関係者によりますと、検察は15日、報酬の過少記載の事件について、裁判で立証する予定の内容を記した、およそ10ページの書面や前会長らの供述調書などを弁護側に開示したということです。

検察はゴーン前会長が高額報酬への批判を避けるため、実際の報酬との差額を退任後に受け取ることにしたとみていますが、書面には個別の役員報酬の開示制度が始まった平成21年度分の報酬について、前会長がいったん受け取った報酬のうち、およそ7億円を返還し、公表される額を10億円以内に抑えていたことなど、過少記載に至るいきさつが記載されているということです。

今月20日には報酬の過少記載の事件について、裁判所と検察、弁護団の3者が裁判の進め方を話し合う2回目の協議が行われる予定で、今後、検察と無罪を主張する弁護団との攻防が本格化する見通しです。