「未来のための金曜日」運動 “温暖化対策を”大学生らが行進

「未来のための金曜日」運動 “温暖化対策を”大学生らが行進
若者が金曜日に地球温暖化対策を訴える運動が今、世界に広がっています。日本でも大学生らが東京 渋谷を行進し、対策を呼びかけました。
スウェーデンの16歳の少女が毎週金曜日に学校を休んで首都ストックホルムの議会の前に座り込み、温暖化対策を訴える活動を続けたのをきっかけに、今、世界各地に「未来のための金曜日」と呼ばれる運動が広がっています。

15日はこの少女の呼びかけで、ヨーロッパや東南アジア、オーストラリアなど100か国以上で若者が運動を行うことになっています。

日本でも東京 渋谷の国連大学の前に大学生など100人余りが集まりました。

大学2年の男子学生は「日本でも異常気象で多くの人の未来が奪われた」とスピーチして、若い世代に温暖化に関心を持つよう訴えました。

このあと参加者は「気候は変えず、私たちが変わろう」などと書かれたプラカードを持って、買い物客でにぎわう表参道を行進し、対策を呼びかけました。

大学4年の男子学生は「温暖化は遠くの問題のように感じるが、自分の問題として考えたいと思った」と話していました。

「温暖化は学校をサボることよりも悪いことだ」

「未来のための金曜日」と呼ばれる運動が広がったのはスウェーデンの少女、グレタ・トゥーンベリさんの取り組みがきっかけでした。

8歳のときに地球温暖化のことを知ったグレタ・トゥーンベリさんは、世界の国々が温暖化の進行に対処できていないと危機感を持ちました。

そして、「温暖化は学校をサボることよりも悪いことだ」と考え、去年8月から毎週金曜日に学校を休んで首都ストックホルムの議会の前で1人で座り込みを始め、温暖化対策を訴えました。

グレタ・トゥーンベリさんは去年の12月、ポーランドで開かれた地球温暖化対策の会議「COP24」に招待されました。

スピーチの中で「大人はわが子を誰よりも愛していると言いながら、子どもの未来を奪っている」と演説したことで、彼女の活動は世界に広く知られ、スイスやベルギーなどの若者に運動が広がりました。

学校を休んで活動を行うことには批判もありますが、ドイツのメルケル首相が理解を示したほか、ノルウェーの国会議員は彼女をノーベル平和賞の候補に推薦したことを明らかにし、彼女への支持も広がっています。