「大崎事件」弁護団 最高裁に早期再審求める要請書提出

「大崎事件」弁護団 最高裁に早期再審求める要請書提出
40年前、鹿児島県大崎町で起きたいわゆる「大崎事件」で去年、高裁で再審=裁判のやり直しが認められた91歳の女性について、弁護団は「高齢で体調を崩している」などとして、検察が行った特別抗告を速やかに退け、再審を認めるよう最高裁判所に要請しました。
原口アヤ子さん(91)は昭和54年、鹿児島県大崎町で、当時42歳の義理の弟を首を絞めて殺害したとして懲役10年の判決が確定し服役しましたが、無実を訴え再審を求めています。

鹿児島地方裁判所と福岡高等裁判所宮崎支部がいずれも再審を認めたのに対し、検察は決定を不服として、去年3月、最高裁判所に特別抗告し、まもなく1年がたちます。

弁護団は15日、検察の特別抗告を速やかに退け、再審を認めるよう求める要請書を最高裁判所に提出し、会見を開きました。

弁護団によりますと、原口さんは高齢で入院生活が続いていて、ことし1月には一時、命に関わるほど危険な状況に陥ったということで、「もはや一刻の猶予もない」としています。

弁護団の鴨志田祐美弁護士は「最高裁は沈黙を続けるのではなく、人権に直結する問題として向き合ってほしい」と話しています。