コメ作付け見通し 増産見込みは鹿児島県のみ

コメ作付け見通し 増産見込みは鹿児島県のみ
ことしのコメの作付けについて、増産を見込んでいるのは鹿児島県だけで、残る46の都道府県は減産か去年並みの生産を見込んでいることが農林水産省のまとめで分かりました。
農林水産省がことしの主食用のコメの作付け見通しを都道府県ごとに調査した結果、去年より「増加する」と見込んだのは火山の噴火の影響で作付けが減った分が戻る鹿児島県のみでした。また、去年より「減少する」と見込んだのは栃木、群馬、福井、大阪、山口、徳島の6つの府と県で、残る40の都道府県は「前年並み」を見込んでいるということです。

コメは40年以上続いてきた「減反政策」が去年廃止され、産地がそれぞれの判断で生産量を決めるようになりました。去年は同じ時期の調査で6つの県が増産を見込んでいましたが、主食用のコメの需要が減る中で、ことしは保守的な計画を立てた農家が多かったものとみられます。

一方で、家畜の餌などに使われる「飼料用米」を増やすのは12の道府県、輸出向けのコメを増やすのは23の府と県に上り、主食用以外のコメを増産する姿勢が鮮明になっています。

農林水産省は「主食用の需要の減少傾向はこれからも変わらないので、国としては引き続き交付金の支給などを通じて飼料用や輸出向けなどへの転換を促していきたい」としています。