会社社長ら3人殺害など死刑判決 裁判員裁判 神戸地裁姫路支部

会社社長ら3人殺害など死刑判決 裁判員裁判 神戸地裁姫路支部
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会社社長や元暴力団員ら3人を殺害するなどした罪に問われた男の裁判員裁判で、神戸地方裁判所姫路支部は「実行犯として中心的な役割を果たした」などとして死刑を言い渡しました。この事件で指示役とされた男は別の裁判で一部無罪とされ、無期懲役を言い渡されていて、判断が分かれました。
住所不定、無職の上村隆被告(52)は平成21年から23年にかけて会社社長や元暴力団員ら3人を殺害するなどしたとして、殺人や監禁致死などの罪に問われました。

15日の判決で、神戸地方裁判所姫路支部の藤原美弥子裁判長は3人が死亡したすべての事件について有罪と判断したうえで、「実行犯として中心的な役割を果たした」などと指摘し、検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。

この事件で指示役とされた韓国籍の中村春根、本名、陳春根被告(48)は別の裁判員裁判で死刑を求刑されましたが、被害者のうち1人の殺害については無罪と判断され、無期懲役を言い渡されています。

陳被告の1審は裁判員裁判としては審理期間が最も長い207日間におよび、今回の上村被告の裁判もこれに次ぐ166日間にのぼりました。
上村被告の弁護士は「われわれの主張が認められず、再度、裁判所の判断を仰ぎたい」と述べ、控訴したことを明らかにしました。

裁判員の辞退や辞任相次ぐ

今回の裁判は5か月余りの長期におよび、裁判員の辞退や辞任が相次ぎました。

神戸地方裁判所によりますと、裁判員の候補となった539人のうち8割以上にあたる449人が辞退しました。

また裁判員に選ばれた6人のうち2人が、裁判の途中で辞任を申し出て解任され、あらかじめ選ばれていた補充裁判員が加わって審理が行われました。