米中貿易交渉 「月内の首脳会談は困難」米財務長官

米中貿易交渉 「月内の首脳会談は困難」米財務長官
アメリカのムニューシン財務長官は、中国との貿易交渉について、依然として双方の隔たりがあり、米中首脳会談を今月中に開くことは難しいという認識を示しました。
米中の貿易交渉をめぐって、トランプ大統領は、中国との最終的な合意を目指し、今月中に自身の別荘があるフロリダで習近平国家主席との首脳会談を開くことに意欲を示してきました。

これについてムニューシン財務長官は14日、記者団に対して「今月末に首脳会談を行うことを協議してきたが、今の状況では行わないだろう。まだやるべきことが残っている」と述べ、米中の閣僚級の協議で依然として意見の隔たりがあり、今月中に、首脳会談を行うのは難しいという認識を示しました。

そのうえで、ムニューシン長官は「結論を急ぐよりも、正しい合意を得ることが大切だ」と述べ、安易に譲歩はしない姿勢を強調しました。

また、トランプ大統領は同じ14日、中国との貿易交渉について「3、4週間のうちに何らかのニュースがあるだろう」と述べ、交渉にはまだ時間がかかるという認識を示しました。

米中の貿易交渉ではアメリカ側が問題視する知的財産権の侵害や、技術の強制的な移転などをめぐり、双方の溝が埋まらない状況が続いています。

米中閣僚相次ぎ電話会談

中国国営の新華社通信によりますと、米中双方で貿易問題を担当する劉鶴副首相とアメリカのライトハイザー通商代表、それにムニューシン財務長官が日本時間の14日、電話で会談しました。

新華社通信によりますと、3人の電話会談は3回目で、合意文書についてさらに実質的な進展を得たとしています。

これまでの貿易交渉では、アメリカが問題視する中国の国有企業に対する優遇措置などで双方の隔たりが依然として大きく、こうした点について意見を交わしたものとみられます。