ビットコイン交換会社社長 残高水増しで有罪判決 着服は無罪

ビットコイン交換会社社長 残高水増しで有罪判決 着服は無罪
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インターネット上の仮想通貨、「ビットコイン」の交換会社の1つで、5年前に経営破綻した「マウントゴックス」の社長に対し東京地方裁判所は、データを改ざんして口座の残高を水増ししたとして執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。一方で、顧客の金を着服した業務上横領などの罪については無罪としました。
「ビットコイン」の取り引きを仲介していた「マウントゴックス」の社長、マルク・カルプレス被告(33)は、平成25年に会社名義の口座から3億4000万円余りを着服した業務上横領の罪や、会社のシステムのデータを改ざんして口座残高を水増しした罪などに問われています。

社長は「顧客の金を不正に使ったことはない」などとして、無罪を主張していました。

15日の判決で、東京地方裁判所の中山大行裁判長は、データを改ざんした罪について「送金することなくビットコイン口座などの残高を増やす、うその記録を作り出した」と指摘し、懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。

一方で、顧客の金を着服した業務上横領の罪については、会社の金で着服には当たらないとして無罪としたうえ、検察が追加で主張していた特別背任についても無罪を言い渡しました。

マウントゴックスは外部からの不正なアクセスによって大量のビットコインを失い、5年前に経営破綻しています。