“合意なき離脱回避を” 英とEUに重ねて要請 世耕経産相

“合意なき離脱回避を” 英とEUに重ねて要請 世耕経産相
イギリス議会がEU=ヨーロッパ連合からの離脱を延期することを可決したことについて、世耕経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、EU側の承諾が得られるかなど引き続き、状況は不透明だとして、イギリス政府とEUに対し、合意なき離脱を避けるよう重ねて要請する考えを示しました。
この中で世耕経済産業大臣は「離脱期限の延長幅や延期についてEU側の承諾が得られるかどうかなど、先行きは引き続き不透明だ。仮に、離脱期限が延長されずに合意なき離脱となった場合は、日本企業の活動への影響は極めて甚大だ」と述べました。

そのうえで、世耕大臣は今後の対応について「日本企業への迅速な情報提供に努めるとともに、イギリスやEUに対してはしっかりと日本の立場を伝え、日本企業に影響が出ないように働きかけていきたい」と述べ、イギリス政府とEUに対し、合意なき離脱を避けるよう重ねて要請する考えを示しました。

また政府は15日午後、イギリスのEU離脱に関するタスクフォースを開き、関係省庁の担当者が集まって今後の対応について協議することにしています。

官房長官「日系企業に必要な対応行う」

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「従来から、合意なき離脱を避けること、日系企業や世界経済への悪影響が最小限になるよう、離脱プロセスが予見可能性と法的安定性を確保しつつ進むことを、英国とEU=ヨーロッパ連合に対し繰り返し要請してきた。今後とも日系企業に対する情報提供や支援を含め、必要な対応をしっかり行っていきたい」と述べました。

河野外務大臣「早く見通し示して」

河野外務大臣は記者会見で、「合意なき離脱は避けてほしいと再三にわたりイギリス側に伝えてきた。最後がどうなるにしろ、現在のような状況は日本企業の経営判断や操業に著しく影響を及ぼしている。イギリス政府と議会にはしっかりとした見通しをなるべく早く示してほしい」と述べました。