女性の地位向上を考える討論会 国連本部

女性の地位向上を考える討論会 国連本部
女性の社会的な地位の向上について考える討論会が国連本部で開かれ、日本のNGOは、女性の子育てを支援する体制づくりの必要性を訴えました。
この討論会は、日本の国連代表部とNGOが主催して14日、ニューヨークの国連本部で開きました。

このなかで日本のNGOの代表は、小学4年生の女の子が両親の虐待を受けて死亡した事件を取り上げ、「母親が経済的かつ社会的に独立していれば父親の暴力から娘を守れたかもしれない」と指摘し、夫婦間で女性の側が従属的になることを防ぐため、子育てを支援して女性の自立を助ける体制づくりが必要だと訴えました。

また、スイスの研究者は、ヨーロッパでは賃金のない家事労働に従事する女性の数が男性の3倍にのぼると説明し、こうした女性のための職業訓練や生涯学習の制度化、そして年金基金の創設を提案しました。

このほか、タイで人身売買された女性を保護している活動家は、教育差別が原因で出稼ぎに出ざるをえない女性が多く被害に遭っている実態を報告し、教育環境の改善を呼びかけました。

討論会に参加した日本の女子大学生は「先進国だけでなく、アフリカ諸国やタイの状況を聞いて、女性の社会的自立に何が障害となっているのかを議論できたのは貴重な機会でした」と話していました。