世界銀行の新総裁に米推薦のマルパス氏就任へ

世界銀行の新総裁に米推薦のマルパス氏就任へ
先月、任期途中で前の総裁が退任した世界銀行の新しい総裁に、アメリカが推薦する財務省次官のデビッド・マルパス氏が就任することになりました。
マルパス氏は、63歳。

民間金融機関のチーフエコノミストなどを経て、先の大統領選挙ではトランプ陣営の経済アドバイザーを務めました。

アメリカの財務次官として、中国との貿易問題などの協議を担当したほか、世界銀行による中国向けの融資を減らすよう求めるなど、対中強硬派としても知られています。

マルパス氏の推薦にあたって、トランプ大統領は、「アメリカは世界銀行の最大の出資国だ。トランプ政権の最優先課題は納税者の金をアメリカの利益になるように使うことだ」と述べていました。

途上国支援などを担う世界銀行は、中国向けの融資が多すぎるなどとトランプ政権から批判を受ける中、先月1日にキム前総裁が任期途中で退任したことを受けて、次の総裁候補の推薦を受け付けていましたが、締め切りの14日までにほかに推薦がありませんでした。

マルパス氏は近く開かれる理事会を経て、正式に総裁に就任します。

世界銀行とIMF=国際通貨基金の歴代トップは、慣例的に世界銀行にはアメリカ、IMFにはヨーロッパの出身者が就任しています。