新元号 選定の過程を記録して残す方向で検討

新元号 選定の過程を記録して残す方向で検討
皇位継承に伴う改元をめぐって、政府は、新たな元号の考案者に加え、各界の代表などからなる「元号に関する懇談会」での議論など、選定の過程を記録して残す方向で検討に入りました。
皇位継承に伴って元号を平成から改める改元をめぐって、政府は、前回・平成に改元した際の手順を踏襲し来月1日に新元号を決定することにしていて、近く、手順や、当日開催する各界の代表などからなる「元号に関する懇談会」のメンバーを決定することにしています。

安倍総理大臣は先の参議院予算委員会で、新元号について「『元号に関する懇談会』や衆参両院の議長や副議長の意見聴取を行うなど、幅広く意見を聞いたうえで決定する。有識者懇談会などの議事の公表は関係法令にのっとり適切に対応していく」と述べました。

前回の改元をめぐっては、考案者が公表されていないほか、当時、情報公開法や公文書管理法もなかったことから詳細な記録は残っていないとされ、政府内からも「誰が考案者だったのかも伝聞しかなく、検証ができない」などという声も出ています。

このため、政府は、今回の改元にあたって、考案者に加え、「元号に関する懇談会」の議論など、新元号の決定の経過などについて記録として残す方向で検討に入りました。

天皇陛下の退位の日程などを議論した、おととし12月の皇室会議について、政府は、議事概要を公表する一方、詳細な議事録は明らかにしておらず、どの程度の記録が残されるのかも焦点となります。

一方、政府は、新元号の決定に先立って、安倍総理大臣が、天皇陛下や皇太子さまに、憲法に抵触しない形で検討状況などを報告することや、皇位継承に伴って恩赦を実施することなども検討しています。