中国 米の人権状況を批判する報告書公表 米と非難応酬

中国 米の人権状況を批判する報告書公表 米と非難応酬
中国政府は、アメリカが中国のウイグル族に対する政策を人権侵害だなどと非難した報告書を発表したのに対抗して、アメリカの貧富の格差や人種差別の問題などを列挙した報告書を公表し、「アメリカの人権はダブルスタンダードだ」などと強く反発しました。
アメリカ国務省は13日、去年1年間の世界各国の人権状況をまとめた報告書を発表し、この中で中国がウイグル族など大勢の少数民族を拘束し、施設に収容したなどとして、「人権侵害の内容は桁外れだ」と強く非難しました。

これに対抗して、中国政府は14日、アメリカの人権状況を批判する報告書を公表しました。報告書は、アメリカでは全体の1%の富豪が4割近い富を独占しているほか、アフリカ系の住民の貧困率は白人の2.5倍に上ると指摘し、アメリカの貧富の格差や人種差別の問題などを批判しています。

また、去年の中間選挙では、イスラム教徒を批判する言論が大幅に増え、宗教に対する不寛容な状況が広がっているなどと指摘し、「アメリカの人権がダブルスタンダードなのは誰の目にも明らかだ」として強く反発しました。
一方、中国外務省の陸慷報道官も14日の記者会見で、アメリカの報告書について「不当な非難であり、断固として反対する」としたうえで、「アメリカは国内の人権を反省し、みずからの問題を解決するよう忠告する」と述べて、非難の応酬となっています。