仏政権に対する抗議活動で偽のニュースが拡散

仏政権に対する抗議活動で偽のニュースが拡散
フランスで去年11月から続くマクロン政権に対する抗議活動で、別の国で撮影された顔から血を流す人物の写真など、偽のニュース、フェイクニュースが拡散し、抗議活動に影響を与えたという分析を国際的なNGOがまとめ、対策の強化を呼びかけています。
アメリカに拠点を置く国際的なNGOは13日、フランスで去年11月から続くマクロン大統領に対する抗議活動「黄色いベスト運動」をめぐり、ことし3月までにフェイスブック上に出回ったフェイクニュースの分析結果を発表しました。

この中で、別の国で撮影された顔から血を流す人物の写真が抗議活動で警察に暴行を受けた写真として紹介されたケースや、フランスの有名な俳優がマクロン政権を批判する偽の公開書簡など、フェイクニュースが延べ1億500万人以上に閲覧され、400万回以上共有されたとしています。

NGOは、フェイクニュースの多くが悪意のある意図的に人を惑わす投稿で、抗議活動に影響を与えたとして、誤った情報の訂正を積極的に行うなど対策の強化を呼びかけています。

また、動画共有サイト「YouTube」に投稿された動画の分析も行い、フランスの主流のメディアに比べ、ロシア政府系テレビ局のフランス語版「RTフランス」の動画の再生回数が圧倒的に多く、抗議活動をあおってきたと指摘し、懸念を示しています。