特養ホームで事故死1000人余 転倒や誤えんで 厚労省

特養ホームで事故死1000人余 転倒や誤えんで 厚労省
k10011848201_201903141710_201903141712.mp4
特別養護老人ホームで転倒などの事故で死亡した高齢者が、昨年度全国で少なくとも1000人余りに上ることが厚生労働省の初めての調査でわかりました。
特別養護老人ホームは全国でおよそ1万か所あり、60万人が利用していて、施設内で事故が起きた場合、市区町村への報告義務がありますが、国への報告は求められていません。

このため、厚生労働省は実態を把握するための初めての調査を行い、14日に開かれた専門家会議でその結果を公表しました。

それによりますと、昨年度、転倒や、食べ物を誤って飲み込む誤えんなどによる死亡事故は、確認できただけで772の施設で起きていて、死亡した高齢者は1117人に上ったということです。

一方、どのようなケースを事故として扱うかは地域や施設によって異なっていて、全国の市区町村のうちおよそ4割が事故として報告を求める対象について基準を定めていないということです。

厚生労働省は「施設での事故を防ぐための取り組みに今回の調査結果を役立てたい」と話しています。