死亡した小6女児2人 家族などに宛てた複数のメモ残す

死亡した小6女児2人 家族などに宛てた複数のメモ残す
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愛知県豊田市でマンションから飛び降りて自殺したとみられる小学6年生の女の子2人が家族などに宛てた複数のメモを現場に残していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。飛び降りる1時間以上前にマンション内に立ち入っていたことも分かり、警察が詳しいいきさつを調べています。
12日午後7時すぎ、豊田市陣中町のマンションの敷地で、市内の同じ小学校に通う6年生の女の子2人が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。警察は飛び降り自殺を図ったとみています。

捜査関係者によりますと、2人はこのマンションの住人ではなく、現場に残された所持品から家族などに宛てた複数のメモが見つかったということです。

またメモの中にはいじめを受けていたことをうかがわせる内容のものもありましたが、具体的な内容や個人名などは書かれていなかったということです。

2人は飛び降りる1時間以上前にマンション内に立ち入ったことが確認されているということで、警察は下校してからの2人の行動や詳しいいきさつを調べています。

一方、豊田市教育委員会によりますと、2人は6年生の別々のクラスに所属していて、今月20日に卒業式を迎える予定だったということです。

学校が年に数回行っているいじめに関するアンケートでは、2人に対するいじめは確認できなかったということで、教育委員会は保護者の意向も聞いたうえで、児童などへの聞き取りを行うか検討することにしています。

小学校校長「現時点では『なぜ』という思いが非常に強い」

女の子2人が通っていた小学校の校長が13日夕方、取材に応じました。

校長は2人が亡くなったことについて、「予期せぬこととは言え、大切な命が失われたことは学校として大変、重く受け止めている」と述べました。

2人については、同じクラスではなかったものの家が近所で親しい間柄だったことや、2人とも明るく、来月進学する中学校での部活動などを楽しみにしていたことを明らかにしました。

そのうえで、「子どもたちへの聞き取り調査を進めているが、現時点でいじめがあったという事実は把握していない。小さな人間関係のトラブルやけんかなどはあったと聞いているが、命を絶つというところまでの深刻なものは何も出てきていない状況で、現時点では『なぜ』という思いが非常に強い」と話しました。

学校は13日朝、6年生の児童に今回のいきさつを説明したということで、児童たちは真剣な表情で泣きながら聞いていたということです。