米国務長官 イランへの圧力強化で関係国に連携訴える

米国務長官 イランへの圧力強化で関係国に連携訴える
アメリカのポンペイオ国務長官は中東の安定を話し合う国際会議で演説し、核開発問題で対立するイランへの圧力強化に向けて、関係国に連携を訴えました。
ポーランドの首都ワルシャワでは14日、アメリカの呼びかけで中東の安定について話し合う国際会議が開かれました。

この中で演説したアメリカのポンペイオ国務長官は、長年、対立してきたイスラエルとアラブ諸国がイランに対抗するという共通の目的のもとで会議に同席したとして、「歴史的だ」と高く評価しました。

そのうえで、「中東の安定のためにわれわれは連携しなければならない。どの国も傍観者のままでいることはできない」と述べ、アメリカが核開発問題で対立するイランへの圧力強化に向けて、会議に参加した各国に連携を訴えました。

一方で、ポンペイオ長官はイランについて、シリアやヨルダンの内戦や中東和平など、中東が抱えるさまざまな問題の1つとして言及するにとどめ直接非難することは避けました。

背景にはアメリカがイランとの核合意から一方的に離脱したことに対して、ヨーロッパ諸国の間で懸念の声が上がっていることへの配慮があるとみられます。

イラン核合意を支持するドイツやフランス、EU=ヨーロッパ連合は、今回の会議への外相の派遣を見送っており、対イランでアメリカの呼びかけに同調する国がどこまで現れるかは不透明な情勢です。