福島第一原発2号機「燃料デブリ」接触調査の動画公開

福島第一原発2号機「燃料デブリ」接触調査の動画公開
k10011815151_201902141926_201902141928.mp4
「燃料デブリ」とみられる小石状の堆積物が見つかった福島第一原子力発電所2号機について、東京電力は14日、調査で撮影した動画を公開しました。堆積物の状態によって動かせないものもあることがわかり、東京電力は今後、取り出し方の具体的な検討を進めていくことにしています。
福島第一原発2号機では13日、溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った「燃料デブリ」とみられる堆積物に装置で直接触れる調査が初めて行われ、東京電力は、原子炉を覆う格納容器の底で小石状の堆積物を動かすことができたと発表しました。

14日は、調査の様子を6分51秒にまとめた動画を公開し、装置が最大およそ8センチの茶色っぽい堆積物や複数の小石状のものをつかんで、3センチから5センチほど持ち上げていました。

その際、変形したり、崩れたりすることはなく、一定程度の硬さがあるとみられるということです。

一方、装置は2キロほどのものまで持ち上げられる設計ですが、平たい堆積物は動かすことができず、つかもうとした跡がつかないことから比較的硬い可能性があるということです。

このほか、原子炉のすぐ真下のプラットフォームと呼ばれる構造物の上にある堆積物を調査した動画では、同じように状態によって持ち上がるものと持ち上がらないものがありました。

調査の結果、小石状の堆積物は取り出すことができる可能性が高まった一方、動かすことができない堆積物については切断するなど別の装置を使う必要があることがわかり、東京電力は「取り出し方法については先を見通せる状況ではないが、今後、具体的に検討していきたい」としています。

2号機は、燃料デブリの取り出しに向けた調査や検討がもっとも進んでいて、東京電力は、来年度後半に別の装置を使って少量の堆積物をサンプルとして取り出す計画です。