中西経団連会長 浜岡原発を視察 早期の再稼働に期待

中西経団連会長 浜岡原発を視察 早期の再稼働に期待
経団連の中西会長は運転を停止している静岡県にある中部電力・浜岡原子力発電所を視察し、資源のない日本にとって原子力発電は重要だとして、早期の再稼働に期待を示しました。
南海トラフ巨大地震の震源域にあり、運転を停止している静岡県御前崎市の中部電力・浜岡原子力発電所では、現在、3号機と4号機が再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査を受けています。

就任後、初めて浜岡原発を訪れた経団連の中西会長は「資源のない日本のエネルギー事情や、化石燃料はいずれ使い果たしてしまうことを考えると原子力は重要な位置づけだ」とあいさつしました。

このあと中西会長は、津波対策として建設された全長およそ1.6キロ、高さ22メートルの「防波壁」を視察し、津波による浸水対策などについて説明を受けていました。

中西会長はこのほか、緊急時に海水をポンプでくみ上げて原子炉を冷やす設備や、外部からの電源供給が停止した際の非常用の発電機なども見て回ったということです。

視察のあと、中西会長は記者団に対し「万全の安全対策をしている印象を受けた。いち早く安全の確認を原子力規制委員会とともに進めてほしい」と述べ、早期の再稼働に期待を示しました。

中電会長「対話重ねる」

14日の視察について中部電力の水野明久会長は「安全対策は、われわれでやれることはすべてやっており、経済界の皆さんに取り組みを理解してもらうよい機会だった」と述べました。

そのうえで、原発の再稼働をめぐる周辺住民の不安の払拭(ふっしょく)については「地元での対話活動は繰り返し行い、意見交換の場を作ってきた。より一層理解をしてもらう活動を続けたい」として、住民との対話を重ねる考えを示しました。