フィリピン 政権批判のジャーナリスト逮捕 反発の声も

フィリピン 政権批判のジャーナリスト逮捕 反発の声も
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フィリピンで、ドゥテルテ政権に批判的な論調で知られる著名なジャーナリストが警察に逮捕されました。ジャーナリストはその後、保釈されましたが、ドゥテルテ大統領はこのジャーナリストを公然と非難していて、メディアへの不当な圧力ではないかという反発も出ています。
逮捕されたのは、フィリピンのインターネットメディア「ラップラー」の編集長を務める著名な女性ジャーナリスト、マリア・レッサ氏です。

レッサ氏は、ドゥテルテ大統領が主導する強権的な麻薬取締りなどをめぐって政権に批判的な論調で知られる一方、去年、アメリカの雑誌「タイム」で真実を追求するジャーナリストとして評価され、世界に影響を与えた「ことしの人」に選ばれていました。

レッサ氏は13日に警察に逮捕され、14日午後、保釈金を支払って保釈されましたが、フィリピン当局によりますと、7年前の2012年の記事で中傷されたという男性の告発を受けた名誉毀損の疑いがあるということです。

レッサ氏をめぐっては、ドゥテルテ大統領がたびたび記事に不満を示し「フェイクニュースだ」などと公然と非難する一方、これまでも当局からさまざまな嫌疑をかけられて大統領府の取材を禁じられていて、フィリピンのジャーナリストの組合が「表現の自由の抑圧だ」と抗議するなど、不当な圧力ではないかという反発も出ています。