米中貿易問題 閣僚級の交渉始まる 中国側が対策示すかが注目

米中貿易問題 閣僚級の交渉始まる 中国側が対策示すかが注目
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アメリカと中国の貿易問題をめぐる閣僚級の交渉が、14日から北京で始まりました。交渉の進展によってはトランプ大統領と習近平国家主席との首脳会談が検討される可能性もあり、アメリカが重視する知的財産権の侵害などの問題で中国側が踏み込んだ対策を示すのか注目されます。
アメリカと中国は、貿易赤字や知的財産権の侵害などの問題について来月1日を期限に交渉を続けています。

先月に続いて行われた閣僚級の交渉は14日から北京で始まり、日本時間の午前9時半ごろ、アメリカのライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官らが宿泊先のホテルを出発しました。
出発の際、ムニューシン財務長官は記者団の問いかけに「きょうの議論に期待している」と短く答えました。

交渉は15日まで2日間の予定で、中国側からは劉鶴副首相らが出席しています。

アメリカは、中国に対して知的財産権の侵害やアメリカ企業が持つ技術を強制的に移転させる問題などで抜本的な対策をとるよう迫っているのに対して、中国は法律の制定などで対処する姿勢を示していますが、双方の立場には、まだ隔たりがあるとみられます。

交渉の進展によってはトランプ大統領と習近平国家主席との首脳会談が検討される可能性もあり、今回の交渉で、中国側が踏み込んだ対策を示すのか注目されます。

「米中貿易交渉60日間延長か」米メディア

米中の貿易問題をめぐる交渉に関して、アメリカの有力メディア、ブルームバーグは、トランプ大統領が来月1日の交渉期限を60日間延長し、改めて追加の制裁措置の発動を猶予して、交渉を継続することを検討していると伝えました。

アメリカは、中国からの輸入品に高い関税を課す追加の制裁措置の発動を来月1日まで猶予して、貿易問題の交渉を続けています。これについてトランプ大統領は今月12日、「中身のある合意に近づいているならば、交渉の期限を少し延ばす可能性がある」と述べ、交渉の進み具合によっては期限を延長する可能性を示唆しています。

中国外務省 交渉進展に期待

中国外務省の華春瑩報道官は記者会見で「双方が心静かに集中して交渉できるよう見守りたい」としたうえで、「双方に利益があり、ともに受け入れられ、そして世界にとっても利益がある結果で合意できるよう望む」と述べ、交渉の進展に期待を示しました。