北朝鮮に対する制裁 「各国が確実な実施を」国連

北朝鮮に対する制裁 「各国が確実な実施を」国連
北朝鮮に対する制裁の実施状況を調べる国連安全保障理事会の委員会の議長が、改めて各国に制裁の確実な実施を求める考えを示しました。制裁決議違反の疑いが指摘されている中国やロシアなどの国々に懸念を示した形です。
ニューヨークの国連本部では13日、北朝鮮に対する国連安保理の制裁決議の実施状況などを調べる制裁委員会の会合が開かれ、会合後、議長を務めるドイツのホイスゲン国連大使が取材に応じました。

この中でホイスゲン大使は「制裁はすべての加盟国が同じ方法で実施することが必要だ」と述べ、改めて各国に制裁の確実な実施を求める考えを示しました。

安保理関係者によりますと、制裁委員会で現在議論されている最新の調査結果では、中国、ロシアそれに東南アジアやアフリカの国々の制裁違反の疑いが指摘されているということで、委員会の議長としてこれに懸念を示した形です。

北朝鮮は、船から船に物資を積み替える「瀬取り」などにより制裁逃れを続けているとされ、北朝鮮の非核化に向けた国際社会の圧力が弱まることも懸念されています。

一方、ホイスゲン大使は、今月27日からベトナムの首都ハノイで開催される予定の2度目の米朝首脳会談に合わせて、制裁対象となっている北朝鮮の高官の移動を例外的に認める申請を受理したかについては、「答えられない」と述べるにとどめ、明らかにしませんでした。