豚コレラ 愛知県で新たに感染確認

豚コレラ 愛知県で新たに感染確認
今月6日、2つの養豚場で豚コレラの感染が確認された愛知県で、新たに、田原市にある別の養豚場でも豚コレラへの感染が確認されました。愛知県内の養豚場で感染が確認されたのは、3か所目です。
今月6日、愛知県の豊田市と田原市にある2つの養豚場で、飼育していたブタが豚コレラに感染していたことが確認され、出荷先の大阪府や長野県なども含め5つの府県に感染が拡大しました。

その後、愛知県ではブタの殺処分や施設の消毒などを進め、感染拡大の防止に向けた防疫措置を終えました。

こうした中、12日に田原市にある別の養豚場から県に対し、飼育している子ブタが死んだなどと連絡があり、検査の結果、13日朝、豚コレラに感染していることが確認されました。愛知県内の養豚場で感染が確認されたのは、3か所目です。

この養豚場では、すぐ近所にある関連養豚場を合わせて、およそ1200頭のブタを飼育しているということで、県は午後4時すぎから殺処分を始めました。

県はこの養豚場から半径10キロ以内の合わせて60余りの養豚場を対象にブタの移動や出荷を禁止する区域を指定することにしていて、影響を受けるブタは10万頭余りに上るということです。

またこの養豚場は先月22日に行った立ち入り検査では、法律に定められた国の衛生管理の基準をすべて満たしていたということです。

県によりますと、この養豚場と今月6日に感染が確認された田原市の養豚場は、いずれも先月30日に出荷のため愛知県豊橋市内の食肉センターに出入りしていたということですが、感染との関連はわかっていません。

今回の発生を受けて愛知県は対策会議を開き、大村知事は「緊急事態だ。防疫措置を万全に行い、しっかりとした対応をお願いしたい」と述べ、感染の拡大防止を徹底するよう指示しました。

2つの養豚場が出荷していた食肉流通センター

豚コレラが発生した愛知県田原市の2つの養豚場が出荷していたのは豊橋市にある東三河食肉流通センターで、食肉加工施設や食肉市場などが併設されています。

食肉市場では、愛知県内の飼育頭数のおよそ6割にもなる田原市や豊橋市などの養豚場のブタを扱っていて、取り扱い量は年間およそ20万頭に上ります。

この市場では、競りではなく当日の価格をあらかじめ決めておく相対取引で豚肉を卸していて、食肉加工業者やスーパーの担当者も仕入れに訪れるということです。