ベネズエラで大規模反政府デモ 学生ら大統領の退陣訴え

ベネズエラで大規模反政府デモ 学生ら大統領の退陣訴え
政治的な混乱が続く南米のベネズエラでは、12日、首都カラカスなど各地で大規模な反政府デモが行われ、学生らがマドゥーロ大統領の退陣を訴えました。
ベネズエラでは、反米路線の独裁を続けるマドゥーロ大統領に対抗して、グアイド国会議長が暫定大統領に就任すると宣言し、アメリカをはじめ40か国以上から支持を受けて混乱が深まっています。

12日も首都カラカスをはじめ主な都市でマドゥーロ大統領の退陣を求める反政府デモが行われ、地元メディアによりますと、学生を中心に合わせて10万人が参加したということです。

グアイド議長はカラカスで演説し、マドゥーロ政権によって国境で止められている国際社会からの人道支援物資について、今月23日をめどに国内に運び入れる方針を明らかにしました。

そのうえで「90%の国民が望めばベネズエラを変えることができる。軍は人道支援物資の搬入を邪魔しないでほしい」と訴えました。

一方、マドゥーロ大統領は会見で「人道危機はアメリカが作り出したものだ。ベネズエラは偽りの人道支援など認めない」と述べ、国境付近で、政権側が用意した食料や医薬品を配り始めたことを明らかにしました。

このように、大統領側と議長側は人道支援をめぐって対立を深めているうえ、反政府デモへの参加者は増え続けており、さらなる混乱も予想されます。