外貨建て生命保険 苦情増で各社が顧客保護対策充実へ

外貨建て生命保険 苦情増で各社が顧客保護対策充実へ
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販売が伸びている外貨建ての生命保険商品をめぐって、リスクの説明が不十分だといった苦情が増えていることから、生命保険各社は販売の際に使う資料を充実させて顧客の保護に取り組むことになりました。
ドルなどの外貨建ての生命保険商品は国内で低金利が続く中、比較的高い利回りが見込めるとして銀行の窓口を通じた販売が急速に伸びています。

一方で高齢の契約者や家族などからは「円高になった際に元本割れする可能性などリスクについての説明が不十分だ」といった苦情が増え、生命保険協会によりますと、昨年度は1800件余りと5年前の3倍以上に上ったということです。

このため生命保険各社は顧客の保護に向けて、販売の際に使う業界統一の説明資料を作ることになりました。

この中では為替や金利の変動リスクのほか、初期手数料など契約者の負担を詳しく記載し、各社で基準がばらばらだった利回りについても基準をそろえて表示します。投資信託など銀行窓口で販売されているほかの金融商品とも比較できるようにするということで、近く、こうした対策を公表する方針です。

外貨建ての生命保険をめぐっては金融庁も販売の実態把握を進めていて、生命保険業界や銀行業界に改善を促していました。