タイの邦人女性殺害事件から11年余 遺族らが早期解決要請

タイの邦人女性殺害事件から11年余 遺族らが早期解決要請
11年余り前、タイ北部の観光地で大阪から来ていた当時27歳の女性が殺害され未解決となっている事件で、14日、遺族らが現地を訪れ、タイの捜査当局に対して早期解決を求めました。
平成19年11月、世界遺産にも登録されているタイ北部の観光地、スコータイ遺跡で、大阪から来ていた川下智子さん(当時27)が刃物で首を刺され殺害されました。

タイでは、外国人が犠牲になった重要事件として特別捜査局が現地の警察とともに捜査していますが、犯人の特定に至らず、未解決のまま11年余りがたちました。

現地では14日、追悼式が行われ、日本から両親や友人が参列しました。僧侶がお経を読み上げる中、参列者は遺跡の中に設けられた祭壇の前で静かに手を合わせました。そして、智子さんが遺体で見つかった現場へ移動し、それぞれ花を手向けていきました。

その後、両親と友人は現地の警察本部を訪れ、捜査の状況などについて説明を受けました。特別捜査局などは、これまでおよそ300人を対象にDNA鑑定を行ったり、160万バーツ(日本円でおよそ540万円)の懸賞金を設定して情報提供を求めたりしているということです。

父親の川下康明さんは「同じような悲しい事件が二度と起きないよう、一日も早い解決をお願いしたいです」と話していました。